こんちには。須田です。

さて、本日は最近取り組んでいる事業再生PJで、クライアント様との打ち合わせに行ってまいりました。
 

 
クライアントは長年、縫製関係のビジネスを展開されているのですが、コストの安い海外に生産が移行して業界的にも国内の生産工場が厳しい局面を迎えています。

海外製品とは価格面では勝負になりませんので、国内工場であるクライアントが生き残るための戦略的としては、残存者利益を取るつもりで薄利で必死に粘るか、顧客ターゲットを変更して海外との差別化を意識して高付加価値の商品で勝負するかなど、自社の経営資源を睨みながら従来とは違う方向にどのようにいつ舵を切るのか悩む状況が続きました。結果として決断の時期を逸したまま、いよいよ資金繰りが窮地に陥ったという状況です。

自社努力のみでの事業存続が難しい状況であり、万策尽きた感があったものの、幸いにもOEM元が全面的に支援してくれるという意思決定をしてくれました。理屈云々ではなく社長の事業継続への熱意がOEM元に届き、社長の事業再建意欲にかけてくれ、再建計画の実現に向けた共同検討プロジェクトを立ち上げてくれることになりました。

そして、このプロジェクトにおいて財務専門家としてOEM元への支援の提案内容の整理・今後の事業計画等の数値の整理のご支援をさせて頂くという役割を与えて頂くことになりました。

クライアントには財務管理のキーパーソンがおらず、社長が一人で奮闘している状況で、社長の想いを数値に落とし込み、かつ支援先のOEM元に納得してもらえる事業計画を策定するという大事な役割を受けましたので、しっかりとこの役割を果たしたいと思います。